電気自動車購入は「中古車」がお得?

1万円でバッテリー容量(走行可能距離)がどれくらいあるかを試算する

電気自動車を購入する際に一番最初に気になるのが、「満充電でいったいどれくらい走行できるの?」だと思います。まず最初に新車時の走行可能距離を算出して基準値を出してみましょう。比較対象としてここでは

  • リーフe+X 2019現行型 62kwh (約424万円) EPA航続距離 364km
  • リーフX 2017現行型 40kwh (約373万円) EPA航続距離 243km
  • TESLA Model3SR現行型 55kwh (434万円) EPA航続距離 417km
  • TESLA Model3LR現行型 75kwh (509万円) EPA航続距離 538km

上記価格は補助金適用前です。2021年度の補助金が都府県の補助金を含まない最大80万円適用として計算すると

  • リーフe+X 2019現行型 62kwh (約344万円) EPA航続距離 364km
  • リーフX 2017現行型 40kwh (約293万円) EPA航続距離 243km
  • TESLA Model3SR現行型 55kwh (354万円) EPA航続距離 417km
  • TESLA Model3LR現行型 75kwh (429万円) EPA航続距離 538km

となり、EPA航続距離1kmあたりの価格はそれぞれ以下となります

  • リーフe+X 2019現行型 約9450円
  • リーフX 2017現行型 約12057円
  • TESLA Model3SR現行型 約8489円
  • TESLA Model3LR現行型 約7973円

リーフe+Xの中古車

初期型以外のの電池容量劣化は遅いと言われているのですが、セグ欠けがない(リーフのバッテリー状態は12個あるLED表示が何個点灯するかでおおよそのバッテリー残量がわかります)の12セグ残っている個体を狙うと良いでしょう。その場合最低でも、85%のバッテリー残量があることになります。バッテリーの劣化による容量損失はそのまま航続距離に影響するので、364✕0.85=309kmとなり、これを新車時のEPA航続距離と比較すると292万円以下ならお買い得となります。

日産リーフe+X62kwhの中古価格(2021年5月調べ)は以下となっており、
価格帯:156万円~419.8 万円
平均価格:270.1万円

平均価格であれば、270÷309=8740円で補助金を含めた新車よりもコストパフォーマンスは良いということになりそうです。

リーフXの中古車

セグ欠けがない車両を選択するのはe+でなくても同様です。同じように計算すると243✕0.85=206kmとなります。2017年の40kwhモデルはまだEPA航続距離1kmあたりのコストが12057円とe+より高くなっていますが、最低でもe+の中古の8740円を下回る価格で購入するべきでしょう。

日産リーフX40kwhの中古価格(2021年5月調べ)は以下となっており、

価格帯:166万円~266 万円
平均価格:205万円

平均価格の205万円であれば割高感がありそうで、e+を購入する方がコストパフォーマンスは良さそうです。

TESLA Model3SRの中古車

2021年4月に米国からの輸出だったModel3SRとLRは上海から日本へ輸入されるようになり、大幅な値下がりされてModel3はどうでしょうか?

2021年5月22日でModel3のテスラ認定中古車は1台で450万! 新車ではないので、こちらは補助金の対象にならないのでこれでは新車の方が安いという逆転現象が置きています。(待たずにすぐ欲しい人にはおすすめですが)

中古市場を見てみると

価格帯:399万円~498 万円
平均価格:450万円

最低価格の約400万でも補助金80万円を加味した価格より高くなっており、一般市場でも逆転現象となっています。

テスラModel3の中古は現在コストパフォーマンスの観点ではオススメ出来ないという結果になりました。(9月以降の補助金が無くなってからで、来年度の補助金もあてにしない方向け?もしくは中古でも良いから早く手に入れたい方向け)

Model3LRについても同様の結果ですので、今回は割愛いたします。また後日中古市場状況が変化するまでお待ち下さい。

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