電気自動車のメリット

1:環境に優しい

電気自動車は走行中には、今世界で温暖化の原因と言われている二酸化炭素(CO2)を排出しません。電気は発電所で作られるため発電する時に火力発電所ではCO2を排出しますが、現時点の日本の電源構成でもハイブリッド車と同等の環境負荷と考えられています。今後太陽光や風力などで発電される電気が増えると考えるとCO2の排出は更に削減できると考えられ、地球温暖化対策への貢献度は高い車となり欧米や中国を中心に世界各国で普及が進んでいます。

2:非常用電源として利用できる

LeafToHome

電気自動車は、災害などで自宅が停電した際に非常用の電源にすることも可能です(車種によりますがハイブリッドやプラグインハイブリッドでも可能です)災害の多い日本では今後重要視される要素であり電気自動車のメリットです。また電気を貯めたバッテリーを運ぶことができるので、実際に2019年の台風15号による記録的な暴風雨で停電した地域に電気自動車が非常用電源として活躍しました。

3:ランニングコストが安い

環境に優しい車という面だけでなく、電気自動車は取得後の維持費も安いとされています。電気自動車はガソリン代の代わりに電気代がかかりますが、ガソリン代より安く、ランニングコストもガソリン車より安く抑えられるという点もメリットに挙げられます。電気代は電気自動車所有者向けのプランや深夜電力が安いプランに切り替えることにより更に低コスト化が可能です。

4:静かで振動・騒音が少ない

電気自動車は、バッテリーに蓄電した電気をモーターを使って回し走行するため振動や騒音が少なく静かです。ガソリン車は、エンジンの中でガソリンを燃焼させることで発生するエネルギーで走行するため、走行時に音や振動が発生しますが、電気自動車は電車のようなモーターやタイヤが道路を転がるロードノイズは発生しますが、ガソリン車よりは騒音が少なく快適です。

5:加速などの性能・安全性が高い

電気自動車は、モーターでタイヤを動かして走っています。最高速度こそガソリン車には劣りますがどんな速度域からでもほぼ同じ加速を出す事が可能です。テスラ車の最上位グレードであるパフォーマンスモデルでは、停止状態から100kmまで加速するまでに2秒程しかかからない車種もあります。高速道路などで、合流する際にグッと加速して本線に入ったりする事が可能です。

安全性は様々な意見がありますが、基本的に重いバッテリーを車体の底面に配置するため低重心でコーナリング性能がよく、車体が転倒する危険性も減ります。また、バッテリーがフレーム剛性を高めてくれるため、横からの衝突に強いと言われています。

6:IoT化や自動運転との親和性が高い

IoT化するためにはコンピュータやネット接続環境が不可欠です。これらのデバイスを利用するためには電気が必要です。自動運転技術を使うには高度な画像処理や判断するためのコンピュータに各種センサーにカメラが必要です、。ガソリン車に搭載される12Vバッテリーよりもかなり大きなバッテリーで電力を蓄えて動いている電気自動車はIoT化や自動運転との親和性がガソリン車に比べて優位となります。更にエンジン車に比べモーターのほうがIoTによる制御は容易なため柔軟なコントロールが可能なため自動運転ソフトウェアの開発も簡単になります。

7:補助金・減税・割引制度において優遇されている

電気自動車は、環境に優しいという側面から国の政策として次世代の車として普及が進んでおり、補助金や減税・割引制度を設け国や地方自治体も購入の後押しをしています。

電気自動車のデメリット

1:車両価格が高い

ランニングコストでは優位な電気自動車ですが、新車の価格はバッテリーの値段がまだ高いため同等クラスの車種と比較すると割高です。バッテリー価格は今後下がると言われていますが、まだ数年間は新車価格はガソリン車より高い状況が続くでしょう。

2:航続距離が短い

現在日本で主流の電気自動車、日産Leafの航続距離は62kwhのバッテリーを積んだ最上位グレードでWLTCモードで458kmですが、日産ノートe-Powerは800km、トヨタAquaに於いては1000km弱も走ることが可能になります。無給油、無休憩で400km以上走行する事は稀でしょうが、最大航続距離についてはまだガソリン車に電気自動車は遠く及んでいません。

3:冬場に電費が低下する

電気自動車の冬(気温5度以下)での電費は20%~30%劣化すると言われています。航続距離458kmのLeafは320~366kmの航続距離となります。これは暖房用のヒーター消費とバッテリーは低温になるとエネルギー効率が落ちるためです。気温の低い期間の長い東北地方や北海道ではこの影響が大きくなります。

4:バッテリーが劣化する

電気自動車に利用されるバッテリーは充放電を繰り返す度に性能が劣化します。(蓄えられる電力が少なくなる)この劣化は古い電気自動車ほど顕著に現れますが、近年発売された車種はバッテリー自体の性能が上がったことや、充放電の際にバッテリーの温度をヒーターやクーラーで温度調整する技術が発達したためです。(バッテリーの温度が、高温や低温で充放電すると劣化が早いとされています)最近では30万キロ走行しても20%も劣化が進まない車種も存在します。